top of page

国際幼児体育学会へようこそ

国際幼児体育学会へようこそ
 一般社団法人 国際幼児体育学会は、2018年8月に設立され、8年目に入っています。2020年からのコロナ禍の中であっても、できることは確実に動かしてきました。
 学会誌「The International Journal of Physical Education of Young Children(石井浩子編集委員長)」は、英語版が第5巻第1号まで、そして、第4巻第1号には、日本支部学会報告を日本語で掲載しております。なお、この5月に、第6巻第1号の英語版の発行をして、会費納入者の会員に発送させていただきました。コロナ禍であっても、中国の上海支部は、確かで、かつ積極的な歩みをしてくださっており、その報告が、本学術誌に受理、掲載されています。引き続き、各地の報告や各国・各地域の先生方からも、論文や報告をお待ちしておりますので、(h_ishii@notredame.ac.jp または maehashi@waseda.jpまで)ふるってご投稿ください。
 また、国際幼児体育学会の学会大会は、第1回を日本で、第2回を中国で、第3回目を台湾で開催しました。第3回大会は、国立台東大学の范春源教授(Chun-Yuan Fan)の元、暖かい研究発表大会が開催されました。4年間のコロナウイルス感染禍の中で、延期になっておりましたが、対面で交流ができました。
 第4回は、韓国(代表:李貞淑教授 Lee Jung Sook、明知大学教授)のもとでの開催が、2024年9月7日から8日に開催されました。第5回は、中国厦門の華僑大学の陳先生の元、2025年8月15日から8月18日に開催される予定です。皆さんふるって中国に集まっていただければ、幸いです。学会情報は、事務局(宮本雄司先生)より、連絡していただきます。
 ちなみに、日本では、2020年より日本学会だけでなく、西日本学会が設立され、オンラインと対面で学術交流をしてまいりました。これらについても、本ホームページに掲載して、お知らせしています。
 なお、会の活動年度は、1月から始まり12月までを1年としております。詳細につきましては、ホームページ、学会誌の案内をご覧ください。
 会費未納の方は、会員登録が再度必要です。再度、手続きをお願いいたします。

国際幼児体育学会 
代表 前橋 明

img_top00.jpg
top

「幼児体育」について

 「幼児体育」について

 體育【体育】 は、知育・徳育に対して、適切な運動の実践を通して、脳や自律神経系の働きを亢進させ、身体の健全な発達を促し、安全能力や運動能力、健康な生活を営む態度などを養うことを目的とする教育と考えています。

 要は、「知育」・「徳育」に対して展開される「体育」は、①「健全なからだや体力・運動能力を養う教育と考えられます。また、②学校における教科のこととしての意味もあります。

 よって、「幼児体育」は、幼児を対象として展開される体育ですが、幼児の健全育成・人間形成を中核として考えられている方と、教科として考えられている方の認識に、少々ズレを生じていることがあります。

 また、「体育」を「スポーツ」に変えてはという声も、時に聞かれますが、「体育」は、一運動領域や種目のことを述べているのではなく、それらを使っての教育のことを取り扱っているので、「体育」という言葉には豊かさがあり、質を異にしています。そんな中で、まず人として基本となる「知・徳・体」の調和のとれた育成をめざすことが必要です。したがって、私たちの「幼児体育」では、「体」の分野で、さらに時代に適応して、たくましく生きる力を育もうとしていかねばなりません。

「知育」・「徳育」・「体育」を、「知」・「徳」・「スポーツ」に置き換わる重みが、今、提示できるでしょうか。「体育」の本来の意味や意義、役割の大きさを再認識する必要があります。日本で使っている多くの言葉は、中国から学んだものがとても多くあります。漢字一字一句に、作られてきた経緯や歴史があります。

 「体育」の「体」の字を取り上げてみても、「からだ」というのは「人」の「本体」だというわけです。よって、以前は、體(骨豊)と書いており、大元は象形文字です。意味は、全身、本体、骨(=ほねとにくという意味)が豊かである様を表した漢字です。

「からだ」というのは「人」の「本体」ということで、その教育ということですから、各種のからだ動かしや運動あそび、鬼ごっこやスポーツごっこ、体操やダンス等を体験しながら、人間形成に寄与する「幼児体育」の意味や役割は、大きく、豊かなのです。

 現状のところ、「幼児体育」 を、①からだの発育・発達を促し、体力の向上を図るための「教育・人間形成」と捉えるか、②運動やスポーツの実技・理論を教える「教科」として捉えるか、立ち位置の違いで内容が大きく変わってきます。

 いずれにしろ、中国からの漢字文化の歴史や漢字そのもの意味をしっかり勉強されてみると、気づいていない部分、不足している部分が見えてくるでしょう。

 「知育」、「徳育」、「体育」の三つのものが、人間形成の本質において一つのものであること、または「三者が(心を合わせて)一体になること」ということが、子どもの育ちにおいて大切ですから、知・徳・体のバランスのとれた力を育てていきたいと考えています。変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力(知)、豊かな心(徳)、健やかなからだ(体)をバランスよく育てることが、幼児期から必要不可欠です。中でも、その一つである「幼児体育」が担う役割を大切に考えて、子どもたちに関わって下さる皆さんに感謝です。ありがとうございます。

 

早稲田大学

前橋 明

​活動内容

Action

project1.jpg
146115.jpg
project6.jpg

国際学会の開催

幼児体育の国際的な動向を学ぶとともに、最新の幼児体育理論、および、実践研究の情報交換

国際幼児体育学研究

学術誌の発刊

​論文の投稿

​研究情報の交換

​情報提供

講演会セミナー開催、ニュースレターの発行など最新情報を発信

微信图片_2021093018235513_edited.jpg

IPEC in BeiJing,China
北京国際幼児体育大会

最新情報

Notification News

The International Society of Physical Education of Young Children

一般社団法人 ​国際幼児体育学会

  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn

©2018 by The International Society of Physical Education of Young Children/Powered by Wix.com

bottom of page